ひきこもり
おはようございます!
先日、非公式で「不登校・ひきこもり」テーマの研修会を行いました。
講師はスチューデント・サポート・フェイス(以下SSF)の伊東毅(いとうつよし)さん。
まさかの代表谷口さんも来てくださり、活動や取り組みについて、お話を聞くことができました。
(伊東さんは予想外のことに、たじたじでした^^)
SSFはこれまでに訪問支援等を通した社会的自立のための子ども・若者支援を行ってきました。
学校復帰はひとつの目的とはなりますが、そこは決してゴールではなく、
関わる中で本人が困っていること、本人が苦しいところがどこなのかによって
目指すところは当然変わってきます。
学校を卒業等で離れても、信頼関係を築けたスタッフが
年齢問わず伴走できる仕組みはすばらしいと感じました。
研修会を通して感じたのは横のつながりの大切さ。
普段の関係性と異なる現場の人同士が対話する意義を強く感じました。
学校現場で感じる課題、市民として感じる課題、
行政として感じる課題はそれぞれ異なります。
お互いの課題を建設的に共有し対話することで生まれるものは
とても大きいと感じました。
「誰もがすでに精一杯やっている」という見方、
「本人の価値観にチャンネルを合わせる」という意識を共有できたことが
大きな収穫でした。
実は、20代の初めに、1年半ほど完全にひきこもっていたことがあります。
20年も経ち、今はその期間のこと、その時の気持ちを、誰かに伝えることも
落ち着いて振り返ることもできるようになりました。
ところが、ほんとに時折。一瞬にして望まず過去にぐいっと引き戻されることがあります。
急に電話がかかってきたり、手紙が来たり。心配してくれてるのでしょう。
何か、良かれと思って言いたいことがあるのでしょう。
そのたびに、2倍の力を使って現実に戻ってくるような感覚を覚えます。それでも、
疲れを癒してくれる唐津の自然、人々に支えられていることに気づきます。
そしてそのたびに、これから出会う子ども若者に、
こちらの価値観で関わることはしないと決意します。
お読みいただきありがとうございました。
今日も良い一日をお過ごしください。